トップページ > 背中の痛みと内臓の病気 > 膵臓、胆嚢、食道、十二指腸、腎臓 の病気
背中の痛みの中に、食道の異常から来る痛みがあります。背中の痛みが肩甲骨の内側で、運動痛(自分で身体を動かす)事のよって痛みが出てくる事の他に、安静痛(安静時の痛み)が存在しています。特に胸椎6番付近は、食道が、背骨の前を通過して更に噴門(胃の入り口)に向かって背骨の際を離れていく所でもあります。従って、この付近もしくは更に胸部の上部での痛みは、食道の病気を抱えていることがあります。この食道へと走行している自律神経を介して、背骨付近のインナーマッスルでもある回旋筋に働きかけると考えられています。これによって、食道の病気が背骨の痛みとなって感じられます。これも一つの背中の痛みとして分類できます。また、食道がんが存在した場合に、食道から骨への癌の転移も考えられます 。食道がんの場合は、食べ物を飲み込んだ時に、ひっかっかりが有るかどうかで初期検査となっていますが、このような違和感がなくても、背中に異常を感じることもあり得ますので、異常を感じたら、まずは医療検査を怠らないようにすることが大切です。食道の病気は他にもあります。感染症や逆流性食道炎などの異常はよく知られています。このような食道の異常に於いても、胸部の不調に加えて背中の違和感や痛みを感じることは多くあります。肩甲骨の内側の痛みにおいては、まず捻挫などの筋肉の疾患や、背骨や肋骨の関節の問題を除外する必要があります。これらは、ご自身でそのきっかけが有るか無いかを簡単に思い出すことが可能です。これらのきっかけが無く、しかも安静痛がありましたら、必ずメディカルチェック� ��怠らないようにすることが大切です。
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